持高(もちだか)と平均預入レートの計算方法について教えてください。
外貨普通預金の取引状況照会画面の持高は、既存外貨額からみた平均取得円貨額を表しております。
たとえば、払戻しをしたい時に、現在残高に現在のレートをかけた円貨額が、持高よりも小さい値であれば、
平均取得円貨額よりも少ない円貨額でしか払戻しができないということです。
追加預入または払戻しの取引の際に、目安としてご利用ください。
※持高はリアルタイムの円換算額ではありません。
■外貨預入れの際の持高は、支払円貨額の合計となります。
(1)新規に預入れした場合
《例》1ドル130円で1,000米ドル預入れ
持高:¥130×$1,000=¥130,000(*1)
(2)追加で預入れした場合
《例》その後、1ドル120円で1,000米ドル預入れ
持高:¥130,000+(¥120×$1,000)=¥250,000(*2)
その後、1ドル110円で1,000米ドル預入れ
持高:¥250,000+(¥110×$1,000)=¥360,000(*3)
■払戻しの際の持高の計算には平均預入レートが必要になります。
〇平均預入レートの計算方法
平均預入レートとは、お客さまが外貨をご購入された際の平均取得レートのことで、原則として支払円貨額合計を購入外貨額合計で割ることにより算出されます。外貨払戻しの際の持高は、払戻外貨額に平均預入レートをかけることにより算出される円貨額(払戻時持高計算用円貨額)を外貨払戻し前の持高から差し引くことにより算出されます。
※残高3,000米ドル時点での平均預入レート:
支払円貨額合計(¥130,000+¥120,000+¥110,000)÷ 購入外貨額合計($1,000+$1,000+$1,000)
=平均預入レート¥120.00/$(*4)
(3)一部払戻しした場合
《例》その後、1ドル99円で1,500米ドル払戻し
払戻時計算用円貨額:$1,500×平均預入レート¥120.00/$=¥180,000(*5)
持高:¥360,000-¥180,000=¥180,000(*6)
■利息組入れ後の持高は、利息金額に当行指定レートをかけることにより算出される円貨額を利息組入れ前の持高に加えることにより算出されます。
(4)利息が支払われた場合
《例》その後、残高1,500米ドル(持高180,000円)に税引後利息30米ドルが支払われた場合
(受取利息の持高計算上の当行指定レートが115.00円/ドルの場合)
持高:¥180,000+(¥115.00/$×$30)=¥183,450(*7)
このような計算を行うことにより、常に既存外貨額からみた平均取得円貨額を表しています。
※当行指定レートは利息付利日の前営業日10時頃の市場レートを使用しています。(*8)